『ごめんな、水麗。わざわざ悪かったな、紅葉が最後まで、逢沢先輩のところには行きたくないですって、言い張って、なっかなか行かなかったらしい。そうだよな、みなみ。』 榛名先輩は生徒会の人達を下の名前で呼んでいる。 『ええ、そうよ。紅葉は水麗が憧れだものね。ふふふ。』 結城先輩はパソコンをいじりながら、そう話した。