『ストレートに言うけど……私が麗華なの。』 ストレート過ぎた? 『へ?』 夏海は訳がわからないみたい。 『だから!私が麗華なの!ちょっと、待ってて。』 きっと、このままそう言い続けても、夏海は信じてくれないだろう、 と私は思い、夏海を置いて、教室から、化粧ポーチを持ってきた。