〜亜斐side〜 朝から、嫌なもん見ちまった……… 水麗ちゃんと優が超近かった…… ムカつく……… ん? なんか落ちてる…… 俺は屈んで、それを拾った。 黒い星のピアス。 水麗ちゃんのだな、確か。 さっき、チラッと見たとき、付いてたな。 『亜斐、いくぞ。どうかしたか?』 優の声が聞こえた。 『ん、何でも。』 俺はそう言って、ピアスを制服のポケットに入れて、優達に近寄った。