『て言うか、一時間目から、移動だよ?マジダルいよね……』 夏海は大きなアクビをする。 『なんか、夏海、よく喋るね。なんかあった?』 私がそう言うと、夏海の顔が一気に曇った。 『え、え、えーっと…………ね。なーんにもないよ?うん、なんにも。アハハハ…』 夏海、わっかりやす…… 『何?』 私が真顔で聞き返すと、夏海は黙り込んじゃった……