『廉って、水麗ちゃんの弟なんだな。美形なのも納得。』 亜斐は歩いていく廉を見ながら言う。 『廉と逢沢さん、なんとなく似てるしね。』 波流も亜斐と同じ方を見ながら、呟くようにいった。 『波流、亜斐、早く教室入らねぇと、遅刻するぞ。』 俺はそう言って、A組の教室に入った。