『兄貴、おはよ。』 後ろから聞きなれた声がした。 振り返ると、斗真と廉がいた。 『優さん、波流さん、亜斐さん、おはよーございまーす。』 廉は相変わらずチャラい…… 廉は斗真とメッチャ仲いい。 『はよ。』 『おはよー♪』 亜斐と波流が挨拶を返すと廉はニッコリと笑った。 『なぁ、斗真って、姉ちゃんのこと狙ってんの?』 廉は能天気に言う。 『だったらー?』 斗真は意地悪に笑う。 『え……兄貴が殺すかもな……ハッハッハッハッ……俺だったらやめとくな。』 廉は苦笑い。