『麗華、座って?』 みっちーが楽屋の椅子を引く。 『薄めの可愛い感じで……ピンク中心で……』 みっちーがブツブツ言いながらメイクをしていく。 『髪は巻いて、エクステ入れて……』 みっちーは編み込みをほどきながら、またブツブツ言っている。 『…できた!エクステ、ベリーブラウンにしてよかった♪』 ピンクがかった、茶色のエクステが入っていた。 『じゃあ、いってらっしゃい!』 みっちーがニッコリ笑って、楽屋のドアを開けた。