『じゃ、いくよー。』 隼人さんはファインダーを覗き込む。 カシャ、カシャ、カシャ、カシャ…… 一枚一枚ポーズを変えていく。 『麗華ちゃん、今度は可愛い感じで。』 カシャ、カシャ、カシャ、カシャ、カシャ、カシャ… 『じゃあ、次、バックで。』 バックというのは、後ろ姿を撮ることで、隼人さんはよく注文してくる。