『フフ…今日もうまくできたぁ〜♪麗華、終わりだよ♪』
みっちーはメイク道具を片付けていく。
『みっちー、ゆぅみ、今日もありがとね♪』
私は2人にお礼を言って、楽屋を出た。
『麗華!ちょうど良かった。撮影始まる30分前だから、スタジオ入り。行くわよ。』
明音さんが廊下を走ってきた。
『りょーかい。』
スタジオに入ると、スタジオの空気が変わった。
『麗華さん、入られまーす。お願いします。』
カメラアシスタントの若い男の人の声がスタジオに響いた。
『『『お願いします。』』』
何人もの、スタッフの声が重なる。


