『斗真くん、行こっか。』 私、今フラフラでヤバイ。 朝の怪我で貧血? 『斗真くん、手、繋いでいい?』 変な意味じゃないよ? 『え?あ…はい。』 斗真くんは顔を赤らめる。 私は斗真くんの手を握る。 すると、斗真くんは俯いて、歩き出した。 斗真くんは私のスピードにさりげなく合わせてくれてる。 優しいな……