靴を履き替えて、校門に向かう。 『寒ーっ!優!波流!もっとくっついてよ〜!』 亜斐はそう言いながら、俺と波流の腕を組む。 『離れろよー!』 波流は笑いながら、亜斐をペシペシと叩く。 いつも通りの帰り道。 3人で引っ付きながら、歩いていく。 真冬の冷たい風が身体に刺さる。