明音さん、マジすいません……… 私が教室に入ると、夏海が飛びついてきた。 『水麗ー!どこ行ってたの?お昼から、戻ってこなくて、心配したしー!しーくんと探しにいくつもりだったし……』 夏海はこういう時、いい子だなって思う。 『夏海、ごめんね?椎那くんもごめん。』 私に抱きついている夏海を見ている、椎那くんに目を向ける。 『いいよ。水麗ちゃん、無事だったし。てか、水麗ちゃん、熱あるの?』 椎那くん、スゴッ!