『え……斗真くんに悪いよ……運んでもらった上に送ってもらうなんて……』 俺、むしろ送りたいし…… 『全然いいですよ。逢沢先輩、心配だし。』 逢沢先輩と少しでも一緒に居たいし…… 『斗真くん、廉と知り合い?』 逢沢先輩はいきなり質問してきた。 廉? 大親友だけど…… ヤンキー仲間だし。 『はい、逢沢 廉ですよね。』 逢沢………!? そう言えば、廉って、逢沢じゃん! 自分で言って自分で気づいた。