『じゃあ、抱っこしてもいいですか?』 逢沢先輩は無言で頷く。 俺は逢沢先輩をお姫様抱っこで持ち上げた。 軽い…………… 逢沢先輩の身体は熱くて、熱だと、確信した。 俺は逢沢先輩の弁当箱も手に持ち、保健室に向かった。