恋愛ざかり





『待てよ。2人で食べよーぜ。』


水嶋くんはニコッと笑う。




『いいよ。じゃあ、もうちょっと近づかない?寒いし、ね?』




私は水嶋くんの隣に座った。



かなり近くに。





『逢沢は?彼氏とか、居んの?』




水嶋くん、さっきの私の真似?




『いないよ。てか、つくらない主義。私の場合、傷ついて、終わりだから。意味ないしね。』



アハハハハ……



自分で言って、少し寂しい。



私は彼氏が大好きだったとしても、行動に表さないから、上手くいかないんだよね。