『はぁ……あのさ、水嶋くん。私のこと、嫌いなら嫌いで、言ってくれる?近寄らないとか、私のこと、結構、嫌いっぽいし……』 思わず言ってしまった。 あちゃー……… どうしよ。 『別に嫌いとかじゃねぇよ……』 水嶋くんは私と目を合わさない。 何が言いたいのよ……… 『はぁ…じゃあ、そのお弁当さ、食べ終わったら、お弁当箱、返してくれる?私と2人じゃ、気まずそうだし…亜斐とか、中崎くんと食べたら?確か、カフェテリアに居たと思うし……じゃ、またね。』 私は無理矢理、笑顔を作った。