『いねーよ…なんで?』 そりゃあ、見られたらヤバイからでしょ! 『いや、彼女居たら、一緒にご飯とか、彼女に悪いかなぁーって。』 『あ、そういうこと。』 水嶋くんは変ではなくなったけど、なんか冷たい。 よくわかんない…… 『食べよっか、はい。』 夏海用のお弁当を手渡す。 夏海はなんか、家庭環境が複雑らしい。 親とも、あんまり話さないらしく、いつも弁当は私が作っている。 『ありがと。』 水嶋くん、離れすぎだよ、マジで……