私がじっと見ていると、水嶋くんが振り返る。 『ん?どうした?』 『なんでもない…あのさっ…どこで食べる?』 そう言うと、水嶋くんは首に手を当てる。 『中庭でいい?』 少し顔を赤く染めて。 『いいよ、じゃあ、行こっか。』 私がそう言うと、水嶋くんも歩き出した。