恋愛ざかり




『うん。』




『恭平さんと姉ちゃんって、付き合ってんの?』


廉はニヤニヤしている。





『付き合ってない。』




『こえーなぁ。じゃあ、俺、もう行くわ。気を付けろよ?』




『うん。』


いつも最高に優しいなぁ……



席に戻ると、


『相変わらず、優しいね、廉くん。年下とは思えないよ〜♪』



夏海はあんな弟が欲しいって、毎日のようにいってる。