入り口をふと見ると、廉が息を切らして、ドアに手をついていた。 『廉…』 きっと私はサイコーの呆れ顔。 私は入り口にゆっくり近づく。 『姉ちゃん、マジ大丈夫かよ?昨日だって、窓から落ちたんだろ?』 廉は少しシスコン入ってるよね。 アハハハハ… 『まぁね……まぁ、大丈夫だから、気にしないでね。廉、わざわざありがと。』 『いや、姉ちゃん、昔から危なっかしいし…帰りは恭平さん?』 廉は恭平さんって呼ぶから、一瞬、誰?って感じになる。