まぁ、顔がイイから、とにかくモテる。 うん、それは姉として認める。 アイツは夜遊びして、昨日まともに帰ってきてないでしょ…… 何が心配だよ…… まぁ、あとで会いに行こうかな。 『いいじゃん、それだけ心配してくれてるんだし……羨ましいー!』 夏海は廉がお気に入りらしい。 『噂をすれば………』 紗季がニコッと笑って、教室の入り口を指差す。