そこには包帯だらけでも、綺麗という言葉が似合う、水麗がいた。 でも、顔を見ると、またもや無表情。 石川さん達をすごい形相で睨む。 『凛香達、何してんの。』 凛香とは石川さんの下の名前。 『水麗を怪我させたから、少し、お仕置き……?』 さすがに石川さんも水麗にはタジタジ… 石川さん達は苦笑い。 『私、そんなこと、やれ、なんて言った?』 水麗は無表情のまま、近づいてきた。