『いや、逢沢の事が心配だっだけだし……迷惑じゃねぇよ。』 マジ、水嶋くん、イイ人ー! 『二人とも、ありがと。アタシ急がなきゃいけないから。』 激痛を我慢して、私は走り出した。 自分の体よりも、有希が心配だった。 イジメられてたら……と思うと、ゾッとする。 『おいっ!水麗!?』 『逢沢?』 恭平と水嶋くんの呼び声が聞こえるけど、気にしてなんかいられない。