『大丈夫か?』
恭平はそう言って、私をお姫様だっこで抱き上げた。
『ちょっ……恥ずい………////』
『痛てぇんだろ?あと、少しだし、我慢しろ。』
保健室は目の前。
でも、恥ずかしすぎる。
保健室に入ると、上原さんが肩を震わせて、座っていた。
保健室の唐崎先生が上原さんをなだめていた。
『逢沢さんね。ここに寝かせてくれる?』
唐崎先生はにっこり笑う。
目の前のベットに寝かされる。
『あらあら、切れてるわね。』
唐崎先生は頬にガーゼを貼る。
頭にもガーゼを当て、包帯を巻いていく。
唇にも絆創膏を貼られた。


