『『は!?逢沢水麗、知らねぇの!?』』 亜斐と波流は綺麗に声を揃えて、言う。 逢沢…水麗……―――? さっきの女の名前か……… 『知らねぇよ。』 女には興味なんかない。 逢沢水麗に出逢うまでは、そうだったから。 『逢沢水麗っつったら、美人で、スタイル抜群で、頭もいい、学校1のモテ女だろ!?水麗ちゃんを知らない奴がいたのか……』 亜斐は何故か脱力していた。