天国の音


「そう!うちの由岐は26!ちょうどいいわ!幸さえよければ結婚しましょう!!」

「お袋、めちゃくちゃなこと言うな。高山ぽかんとしてるだろ。あと、俺ら二人とも”ゆき”だから、どっちがどっちだかわからん。」

速水さんは呆れたようにそう言った。