天国の音


そんな他愛のない話をしていると

「あら、お邪魔だったかしら。」

店の2階から速水さんのお父さんとお母さんが下りてきた。

「幸さんかい?一年ぶりだね。」

速水さんのお父さんが、私を見て優しく微笑む。