天国の音


「いらっしゃ・・・なんだ、優斗か」

「あれ、どうしたの高山」

店には高校生の友達である土日担当と速水さん。

「あ、いや、その」
「この人が迷子になってたんで、送ってあげた。」

私が言葉に詰まっていると、はっきりとそう言った。

私は羞恥に顔を赤らめる。