「嫌い、ずるい、最低!!なのになのに……ぅぅ…。」



「なのに私はたすくが好き!!嫌いなのに嫌いになれなくて…ずっとずっと好きで…だから私は嫌いという思いで好きを閉じ込めた。なのにたすくが…!」


私はもうたすくの顔がみれなかった



「あゆ、こっち向いて?」


私は黙って首を横に振った


「……ぅ。胸が…。」


「え??たすく??」


「すきあり!!」


ッグイ!!


私はどうなったかわからなくて


でも暖かくて


たすくの胸に私の頭があって


まるで抱き締められてるかんじ


それにちゃんと聞こえる


たすくの心臓の音


ドクン、ドクンって


そうしてたすくは言った



「俺も好きだよ。」