「ま…さ…、ねぇ?どうしてこんな事になっちゃったの??」
「あゆ…。」
「ねぇ!!なんで…なんでこんな事になったの…!!ぅぅ…」
「たすくは昔から心臓に病気を持ってたんだ…」
「…え?なんで??私そんな事知らないよ?たすくは何も言わなかったよ??」
「たすく昔から泳げなかったじゃん?あれ本当は金づちとかじゃないんだ…。
泳げなかったんじゃない、泳いじゃいけなかったんだ。」
「嘘だよ!!たすくは自分で金づちだって、笑いながら言ってたもん…」
「嘘じゃない…、泳いだら心臓に負担がかかるから泳いじゃいけなかったんだ。」
「でもビート板で練習したりして…」
「あれは心臓が少しでも泳ぐ事になれるために少しずつ心臓をリハビリさせてたんだ。」
もう…まさが何を言っているのがわからなかった
病気?
泳いじゃだめ?
意味がわかんない
そんなの聞いてないよ
ねぇたすく…なんで何も言わなかったの?
なんで私じゃなくてまさは知ってるの
幼稚園から幼なじみじゃん
なんで…?
「…う、うわぁぁあん」
私は泣く事しかできなかった
