「誰かー!!誰かー!!あの子を…あの子を…助けてください!!」


私たちはすぐに駆け寄った

「どうしたんですか??」


「わ、私の子供があそこで溺れてしまって…。私は生憎泳げなくて、お願いします!!あの子を助けて下さい!!」


「落ち着いて下さい!私が今から助けに行くので待ってて下さい!」

「おい!危ないぞ!他の人に頼んだ方がいいんじゃないか??」


「そんな事してる間にあの子はもっと危険な事になっちゃう!それに元々泳ぎは得意な方だから私。すぐに帰ってくるから待ってて!」


「おい!!」


私は馬鹿だった

ちょっとは冷静に考えるんだった

こんな事しなければ


たすくは


あんな事にならなかったのに