「那美!どーしたの?久しぶりじゃない」 「心愛ちゃん!ちょっとね。」 心愛ちゃんとは、幼馴染。 二歳も年上だけど年齢の差なんて別にない。 あたしの秘密を知って理解してくれてる人の一人。 翔には言えない。言いたくもない。 そんなに強い人間じゃないから 「那美、翔君とはどう?」 「ふつう。いつも通り女々しいよ」 「那美が守るって決めたんでしょ?」 「う、ん―—…」 そぅ決めた あたしの方が強いもん あんなよわっちいの、あたししか守ってあげれないから…