「…何?」
わざと不機嫌そうに睨んでみた。
「何って何~?カズご機嫌ななめ~?」
ヘラヘラしながら笑うバカを
「あぁ、そうそう。ご機嫌ななめだからあっち行ってて」
ってあしらって最後の1口を口に押し込んで牛乳で流し込んで
口をもぐもぐしたままシンクに食器を置いた。
「カズー!電話!!」
ナツが持ってきた俺のケータイのサブディスプレイを見てため息をついた
今日は本当に調子が悪い…
っていうか運が悪い
ディスプレイにも、もちろん同じ文字が映る
「…もしもし?」
相手の声を聞いて
今日も学校はサボりだな
と実感する。
声の主はやっぱり良くない話を持ってきた
「はい…あ、すぐ行く」
良くない命令に従い電話を切った
