「おはよう、ゆうちゃん。」 今日は名前を呼んでもらいました。 少し照れます。 「なんで知ってるの?」 「みんなが呼んでるから」 そういっていつもの笑顔。 今日も君は爽やかです。 「だめ、かな?」 罰が悪そうに、純粋な目が私を見つめる。 「だめな訳ない。」 「ありがとう。」 だけど私は、まだあなたの苗字に敬意をはらったままなんです。 いつ名前で呼べるでしょうか。