「これは練習着だけど、ユニフォームだったら背番号は1にしてよ」
自分の後ろ姿だと気付かないまま、先輩は絵を指差しながら笑顔でそう言った。
「1番ですか?」
「そ。俺が背番号1だからさ。モデルいないなら、俺にしちゃってよ?」
そう言って屈託なく笑う先輩。
先輩は、きっと軽い気持ちでそう言ってて。
私が先輩を好きだなんて、もちろん知る訳もないし。
だけど、そんな事言われちゃったら…嬉しいんですよ?
先輩の絵を描いてもいいって言われたみたいで、すっごく嬉しくて。
だから…涙だって出ちゃうんです。
「えっ?どうしたの?」
私の涙に、先輩の笑顔は自然と消えていて。
心配そうにじっと私を見てくる。
「なんか、嬉しくて」
「何で?そんな嬉しい事あった?」
「先輩が…絵を描いていいって言ってくれたから……」
自分の後ろ姿だと気付かないまま、先輩は絵を指差しながら笑顔でそう言った。
「1番ですか?」
「そ。俺が背番号1だからさ。モデルいないなら、俺にしちゃってよ?」
そう言って屈託なく笑う先輩。
先輩は、きっと軽い気持ちでそう言ってて。
私が先輩を好きだなんて、もちろん知る訳もないし。
だけど、そんな事言われちゃったら…嬉しいんですよ?
先輩の絵を描いてもいいって言われたみたいで、すっごく嬉しくて。
だから…涙だって出ちゃうんです。
「えっ?どうしたの?」
私の涙に、先輩の笑顔は自然と消えていて。
心配そうにじっと私を見てくる。
「なんか、嬉しくて」
「何で?そんな嬉しい事あった?」
「先輩が…絵を描いていいって言ってくれたから……」

