聖夜の魔法




ようやく解放されたあたしの唇。
荒くなった呼吸をおさえようと肩で息をする。


「..何すんのよ...」


「何って、キスだよ。」


そんなこと知ってる!
あたしが聞きたいのは別れているはずなのに何でキスしたってこと。


そんなあたしはお構いなしに
宏人は、

「ねぇ、
続きがしたくなったでしょ?」

そう妖しく笑った。