―朝比奈小夜side―


部屋に入るとすぐにベッドへダイブした。


「はぁ~…」


本当、忘れなくちゃ。


困るんだよ~。


ただでさえ伊神はモテて、

そんな伊神と仲良くしてるだけで女子の標的になるのに。


それに加えて親友の好きな人って…。


「ムリムリムリ。あーもうっ!」



どうしてあの日間違えてお酒飲んじゃったの?


どうしてさっき照れちゃったの?


どうしてさっき告白なんてされたのーーっ!!!





…忘れたいけど忘れられない。

そして今もドキドキいってる。


……本当に困る。


なにこれ…。