「と、とにかく!今日の事は忘れよう!この間の事も!」


「なんで」


「迷惑だからっ」


“じゃ!”それを最後に、朝比奈は走って図書室から出て行ってしまった。



『迷惑』


…迷惑ねぇ~。


俺、生まれて今までそんな事誰にも言われたことないんだけど。



「へぇ~迷惑か」



プッチーン。


俺の中の何かが切れた。



さすが朝比奈。


俺をとことん本気にさせたな―――…