「おはよ」


「あ、伊神くんっ!お、おはよっ」



な!?



わざわざ挨拶をしてきた伊神。


それに顔をほんのり赤くする美羽。




「朝比奈、おはよ?」

『あっ!お、おおはよ~』



いつも挨拶なんてしてこないのに…っ。


明らかに動揺してる私を

伊神は少し楽しそうに見ていた気がした。



そしてコッソリ。

私の耳元で囁く。




「そんな動揺したらバレちゃうよ?……昨日の事」



―ドキッ