言い訳をしようとは思ってない。 ていうか、出来るわけがない。 自分の不注意が原因だし……。 布団に潜って忘れてしまいたい。 だけどさっきから 私の頭にはチラチラと美羽の照れた顔が浮かぶ。 "私ね…っ!伊神くんが好きなのっ" 丁度半年くらい前。 美羽から聞いた嬉しいお知らせ。 なのに、なのに―――っ……。