空を翔びたい






その日の夜は、上手に眠れなかったのを今でも覚えているよ。




でも、まさか。



「紅葉、俺と結婚してください」



あのポタ男とこんなことになるなんて、あの頃のあたしは思ってもみなかったなー、なんて。




「幸せしてくれるならいいわよ」



昔のことを思い出しながら、左薬指にはめられた結婚指輪を空に翳して呟いた。



空、今日も蒼いなー。





番外編-END