────…… 「紅葉っ!!………え?」 目の前には、昔好きだったガンダムのフィギュア。 それから、散らかされたスパイクのピン。 窓が空いているせいでカーテンが酷く音をたてて揺れる。寒い。 ………ここは、俺の部屋。 「……夢?さっぶ」 俺は窓を閉めてから、身を縮めて毛布に再びくるまった。