ドアの向こうに居たのは、 ポテチを二枚、口に挟み、 何やら窓の外に声をかけている紅葉の姿だった。 ドアを開けて、俺が病室に居ることにも気付かずに、必死に何かしゃべっている。 ……よく見ると窓枠にスズメが止まっていた。