やけに晴れた空、じりじりと照りつける太陽の下、君は白い肌をなにもつけずにさらして陽気に歩いていく

普段、焼けるからと肌を出すことに抵抗したり、日焼け止めを欠かさない君がさも当たり前かの様にこうして堂々としているのはなんだか不思議だ

日焼け対策をばっちりしていてもこんな風にしていなかった、日に当たらないようにもっと影に隠れるようにしていたのに

彼女の変化に戸惑っていると、君が僕の腕を引っ張った。そして飛行機雲と入道雲を指差してにっこり笑った

君が笑うから僕も答えるように笑った。なんだかくすぐったいような感覚。別に入道雲も飛行機雲も見慣れているのに、斬新なもののように見えた