「ありがとうございます」 探偵も何も、元から探偵だ。 美月はタバコに火をつけた。 紘哉にも勧めてきたが、彼は手を振って断った。 「ぶっちゃけトップっていうのは大変だよ。 毎日色々な人から指名が来る。その度に甘い言葉と偽の笑顔で、相手をたぶらかす」 「……」 「お前も今日感じただろ?何かよく分からねぇ感情」 「……否定できません」 紘哉はボソッと答える。