* 店内に入り、紘哉と霞は別々に別れた。 何だか厄介なことになった気がしてしょうがない。 紘哉は指定されたテーブルへ向かった。 「紘哉、こっちだ」 名前を呼ばれ、彼は振り向く。 そこには美女二人を両腕に抱え、手を振っている美月がいた。 赤いスーツがよく目立つ。 「美月さん……」 紘哉は一人の女性の隣に腰掛けた。 テーブルにはいくつかグラスが置いてあった。 恐らく既に飲んでいたのだろう。