女性達はニコニコしながら店の中に入っていった。 霞は手を振ると、信号をぼーっと眺め始めた。 「……意外と疲れるな」 「そうッスか?中に比べたらラクだと思いますけど」 「あのなぁ……第一お前何にもやってないだろ」 「やりましたよ。僕の容姿のお陰で女性が寄ってきたと言っても過言ではない」 「……クソガキが」 正論なので反論できない。 苦々しい紘哉に対して、霞は涼しい顔をしていた。