「あぁ、お前は帰れ」 紘哉は羽兎を見ずに告げる。 「なんでー!?ホム美さんばっかしズルいよ!!」 「……お前いくつだよ」 「え?19だけど……」 「未成年者がこんな店にいていいと思ってるのか?」 「今回は事件の調査だから許される!」 「ダメだ。帰れ」 徐々に羽兎の目に涙が浮かんでくる。 紘哉はチラッとそれを見ると、先を続けた。