「そうだな……」 紘哉は羽兎を一瞥する。 羽兎は期待のこもった目で紘哉を見ていた。 「じゃあ、一人だけ残ってもらおうか。正直二人もいらない」 「そうッスね。で、どっちに残ってもらうんスか?」 「……ホム美さんだ」 名前を呼ばれた焔美は、驚いた様に目を丸くした。 それと対照的に羽兎の顔がどんどん不機嫌になっていく。 「ホム美さんにはお客として五人から話を聞き出してほしい」