「はい、三雲紘哉です。よろしくお願いします」 紘哉は頭を下げた。 それにつられて男も頭を下げる。 「茶漬長斗(ちゃづけ ながと) 54歳だ。 それで、早速なんだが……なぜここにいる?」 「……はい?」 「ワシはお前に依頼した覚えはないぞ」 「それでしたら、花形さんに依頼されました」 紘哉は恵一を指差す。 彼は少しポカンとした後、困ったように頭を掻いた。